少しずつ暖かい春の日差しを感じられる頃となってまいりました。
いかがお過ごしでしょうか。
1月下旬に日本列島を覆った今季最強の寒波は、10年に1度の記録的な寒さと言われるほど大変厳しいものでしたが、ここ長野県東御市も例外ではなく、長野県下2番目の最低気温になり、辺り一面が雪景色に変わりました。また、明け方には氷点下十数度の冷え込みとなり、至るところで凍結の被害が相次ぎ人々の生活に支障が出ました。皆さまがお住まいの地域や勤務地などはいかがでしたでしょうか。
2月は例年通りの気候に戻りましたが、普段から防災意識を高め、いざという時の備えや取るべき行動を頭に入れておくなど事前の準備をするとともに、落ち着いて行動できるように心がけておきたいものですね。
さて、弊社からのお知らせとしまして、昨年12月にお客様アンケートを実施させていただきましたが、ご回答いただきましたお客様にはこの場をお借りしまして心より御礼申し上げます。
貴重なご意見やご感想をお寄せいただき、お褒めのお言葉も多く頂戴しました一方で、ご指摘いただく箇所もあり、どちらも大変ありがたく、また身の引き締まる思いです。
皆さまからのお声を真摯に受け止め、一つ一つ改善や工夫を凝らし、さらに多くのお客様のお役に立てますように精進して参る所存でございますので、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
また、今回のアンケートに限らず、お気づきの点などございましたら適宜お知らせくださいませ。
弊社の各サービスに関しましては、随時ご質問・ご相談等お受けしています。ご見学も可能ですので、どうぞご遠慮なくお申し付けください。
皆さまからのお問合せをお待ちしています。
ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「PSI(拡散に対する安全保障構想)」をご紹介しました。
今回は「FAL条約」についてお話したいと思います。
FAL条約とは、Convention on Facilitation of International Maritime Traffic の略で、国際海上交通簡易化条約のことです。
船舶の入出港に関する手続き(入出港・通関・入管・検疫・衛生手続きなど)が各港バラバラだと時間がかかり、円滑な国際物流の阻害要因にもなります。
そこで、各港での手続きを標準化して国際海上交通の簡易化・迅速化を図るため、1965年に国際海事機関(IMO)が採択、1967年に発効しました。
発効を契機に、例えば港長・港湾管理者・税関・入国管理局それぞれに対して行う入(出)港届けを統一申請様式とするなど、従来16種類あった申請書類を原則として8種類に統合、申告項目も約3分の1に削減し、電子化による申請も可能になりました。
日本も1965年に署名はしていたものの、手続の簡素化に手間どったまま、40年近く批准を先送りしてきましたが、2005年に締結しました。
現在の日本の港湾への入出港手続には100種類以上の書類が必要となりますが、この条約では一般申告書、貨物申告書、乗組員名簿、危険物積荷目録など8種類に簡素化されています。
現代において書類の統合や電子化は必要不可欠ですね。
次回もどうぞお楽しみに…。
~最後にひとこと~
数あるハプニングから、今回は香港でマッサージ体験をした時のことです。それまでマッサージを受けたことがなく、せっかくなので全身マッサージを注文。初めてのマッサージは指圧が強く感じられ“もう少しソフトに…!“と依頼。
ただ、何事も経験すべきをモットーにする身としては、多少の我慢もしつつ、頭から足の先まで中国式マッサージに満足しました(笑)。
その夜、体に少し痛みを感じましたが、気のせいだろうと思い就寝。翌朝、その痛みは治まるどころか増し始め、空港に向かうバスではタイヤから座席を伝ってくる振動で体のあちこちに痛みが走り、飛行機の中でも機体の揺れで全身激痛。成田空港では歩くことさえもままならず、都内に向かう電車では呼吸すること自体が痛くなり…。
(次号へ続く)