今年も残すところあと1か月となってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルスに翻弄された1年になりました。
ワクチン接種率が高まったこともあり、ここ数か月は以前に比べてだいぶ落ち着きを取り戻してきたように感じられますが、引き続き感染症対策をしっかり継続し、2022年はもっと良い年になるよう願いを込めて新しい年を迎えたいものです。
来年は、中国・北京で冬季オリンピック、カタールでFIFAワールドカップ、また、長野県では、新型コロナウイルスの影響で1年延期されていました7年に1度の行事「善光寺御開帳」が開催予定です。
このようなイベントも少しずつ増えていきそうですので、人々が心から安心して楽しめるような状況に好転していくと良いですね。
さて、弊社からのお知らせとしまして、これまで複数ありました社内コミュニケーションツールを一つに統一しました!
弊社は複数箇所に就業場所があり、それぞれの場所に従業員がおりますので、双方で連絡事項を伝達する場合や全体に連絡をしたい場合など、複数のツールがあることで周知する範囲が異なったり、重複したりすることがありましたが、社内ツールが一つにまとめられたことで、シンプルかつ手軽に、そしてどのツールを選べばよいか迷うことなく使用できるようになりました。
これにより、社内コミュニケーションや業務効率等が少しでも向上し、効果的な利用につながることを期待したいと思います。
弊社の年末年始休業の日程は以下のとおりです。
2021年12月29日(水)から 2022年1月3日(月)まで(佐久営業所は1月4日(火)まで)
この期間中に弊社へのご用命をご検討中のお客様がいらっしゃいましたら、誠に恐れ入りますが、担当部署までお早目にご連絡をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、その他ご相談等も随時受けたまわっていますので、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。
ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は、税関のイメージキャラクター「カスタム君」についてご紹介しました。
今回は今年最後のコラムということで、また少し趣の違ったお話をしたいと思います。
さて、皆様は来年(2022年)、税関が発足から150周年を迎えることをご存じでしょうか?
鎖国政策を続けた江戸時代には、長崎の出島が、日本と外国を結ぶ唯一の港でした。
そして、幕末の嘉永7年(1854年)に結ばれた日米和親条約を皮切りに、日本は諸外国に対し次々に港を開きました。
安政6年(1859年)、長崎、神奈川及び函館の港に「運上所」が設けられ、今日の税関業務と同様の輸出入貨物の監督や税金の徴収といった運上業務や、外交事務を取り扱うことになりました。
これが税関の前身です。
明治5年11月28日(1872年)、運上所は「税関」と改められ、ここに税関は正式に発足しました。その後、税関は貿易の伸長とともに歩み続けています。
嘉永6年(1853年)、黒船4隻を率いて神奈川県の浦賀にやってきたペリーが、もしもタイムスリップして現代にやってきたら、この150年間の進歩・発展をどのような思いで見つめるのでしょうね。
さて、今年のコラムはこれで終了となりますが、この1年を通じて以下の項目についてお話をしました。
・輸出、輸入申告の概略
・通関士の最大・最難の仕事(品目分類)とその一例
・ETA、EPAの概略とその一例
・HSコードとその一例
・HS2022における改正品目の一例
・NACCSの紹介
・税関イメージキャラクター「カスタム君」
・税関の歴史
今年も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください!
~最後にひとこと~
昨年~今年はコロナ禍ということもあり、遠出を控える代わりに休日は専ら語学検定や他の資格試験に向けて労力を費やしていましたが、先月ついにその集大成とも言える結果が出ました。
力を入れていた科目は合格ラインを超えましたが、少し甘く見ていた科目は超えられず、当然と言えば当然の結果で、何とも言えない気持ちが続く一方、あらためてハードルの高さを認識しました。
ここ何年も学生の頃のように勉学に励んでいましたので、そろそろ区切りをつけて、来年から違うことをしようかと思案中…。^^
棚上げしている旅プランも少しずつ実行できればと思います。