IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(2月号)

まだまだ寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の漢字ですが、昨年は「戦」の文字が選ばれました。この文字が選ばれたのはアメリカの同時多発テロ事件などがあった2001年以来、2回目だそうです。

選ばれた理由について、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻など戦争を意識した年であったことや、円安・物価高など生活の中での“戦い”を人々が体感したことが挙げられました。

また、サッカーワールドカップの日本代表が強豪のドイツやスペインを破ったほか、冬の北京オリンピックで日本人選手が活躍するなど、スポーツの熱戦が繰り広げられたことも挙げられました。

今年は心安らかに日々を送れるようになるといいですね。

さて、弊社からのお知らせとしまして、昨年、長野運輸支局による運送事業者に対する定期監査を無事に終了し、その評価待ちの状態でしたが、昨年暮れに安全性優良事業所として認定されたことを証す「安全性優良事業所認定証」が授与されました!

安全性優良事業所認定証は別名Gマークとも呼ばれており、法律をしっかりと守り安全性向上への取り組みを行っている運送事業所に与えられる証です。

弊社トラックにはGマークのステッカーが貼られていますが皆様お気付きになられましたでしょうか。今後トラックをご覧になる機会がございましたら、このGマークにも着目してみてください。

今回は4度目の更新となりましたが、これからも法令を遵守し、より安全性の高い輸送をご提供できますよう真摯に取り組んでまいります。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は「模倣品の水際取締り強化」をご紹介しました。
今回は「PSI(拡散に対する安全保障構想)」についてお話したいと思います。

PSIとは、国際社会の平和と安全に対する脅威である大量破壊兵器・ミサイル及びそれらの関連物資の拡散を阻止するために、国際法・各国国内法の範囲内で、参加国が共同してとりうる移転(transfer)及び輸送(transport)の阻止のための措置を検討・実践する取組みのことで、2003年5月、米国のブッシュ大統領が提唱して発足しました。

従来は、各国が自国の領域内において、国内管理、輸出管理等の措置を実施してきましたが、PSIの下では、各国が自国の領域内に限らず、自国の領域を越える範囲でも他国と連携して大量破壊兵器等の拡散を阻止しています。
また、国内においても、法執行機関、軍・防衛当局、情報機関等、関係機関の間の連携を重視しています。

現在100を超える国々が、PSIの活動の基本原則や目的に対する支持を表明し、実質的にPSIの活動に参加・協力しています。

日本主催のPSI海上阻止訓練は過去3回、航空阻止訓練は過去1回行われています。

船舶およびコンテナ内の放射線物質の探知や化学物質の検知・除染、容疑船舶への立ち入り検査を想定した事態、また、拡散懸念国からの放射性物質を輸送している疑いのある民間貨物機が日本の領空に侵入した事態など、様々な事態を想定して行われた訓練の様子をニュース等でご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、自衛隊や警察、税関など、各関係省庁の連携・訓練などが私たちの日々の生活を守ることにも繋がっていると思うと、とても感慨深いですね。

次回もどうぞお楽しみに…。

~最後にひとこと~
2020年、2021年と2度に渡り、コロナ禍ということで国内航空を伴う旅をキャンセルした旨を以前当メルマガで綴ったことがありましたが、先月ようやくリベンジを果たし3年越しの空旅を満喫しました。^^

キャビンアテンダントさんの笑顔を見て、大変な苦労があったのかな、今はフルタイムで搭乗できているのかな、などと思いを巡らせつつも、連休のせいか満席で活況に沸き、羽田空港もいまだ拡張工事中(長い距離のサテライトを歩くのに一苦労ですが…)で、アフターコロナを見据えて着々と人やモノ、サービスが動いている状況に嬉しくなりました。

この数年で色々な物事が大きく変化しましたが、この先も良い方向に変わっていくことを期待したいと思います。

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