涼やかな秋の風が吹く季節となってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
10月は紅葉や秋晴れが美しく、過ごしやすい時季にもなりますね。
徐々に日が短くなり、夜の時間帯が長くなってきていますので、秋の夜にお好きな飲み物とともにリラックスして過ごすのもまた優雅で素敵なひとときかもしれません。
オン・オフの切り替えを上手にして、涼しさが増していく秋の夜長を楽しみつつ、体調を崩さぬよう努めてまいりましょう。
さて、弊社からのお知らせとしまして、本日より第18期を迎え、新しい事業年度のスタートとなりました。
これもひとえに皆様のご支援・ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
新年度もお客様満足の向上に努め、更なる成長を目指し、社員一丸となって進んでまいります。
今後とも変わらぬご支援・ご協力のほどなにとぞよろしくお願い申し上げます。
先月、1回目の職域ワクチン接種が終了しました。
予定されていました日程が1か月程度うしろへずれ込んだ影響で、職域接種より各市町村で実施している接種の方が早く接種できるかもしれないということで、従業員それぞれの判断により、職域接種または各市町村で実施中の接種いずれかの形でワクチン接種が進められています。
今月前半には2回目の職域ワクチン接種が終了しますが、引き続き3密回避やマスクの着用、手指消毒、検温、換気等の新型コロナウイルス感染防止対策をおこなってまいります。
大変恐れ入りますが、ドライバー様やご来社されるすべての方におかれましても、引き続き、マスクの着用、手指消毒、体温計測、ご記帳等のご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は、HS2022における改正品目とその一例をご紹介しました。
今回は私たち通関士のみならず、国際物流に携わる多くの者たちが日々使用しているNACCS(ナックス)についてお話したいと思います。
2年ほど前にも少し触れたことがありましたが、NACCS(ナックス)とはNippon Automated Cargo And Port Consolidated System の略称で、正式名称は、「輸出入・港湾関連情報処理システム」といいます。
NACCSは、入出港する船舶・航空機及び輸出入される貨物について、税関その他の関係行政機関に対する手続き及び関連する民間業務をオンラインで処理するシステムです。
下記で挙げました関係各所では、このNACCSを使って、業務を迅速かつ効率的に行えるようになっています。
・輸出入貨物の審査と許可をする「税関」
・税関に対して輸出入申告を行う「通関業者」
・関税の口座振替による徴収などに関わる「金融機関」
・入出港に係る手続きなどを行う「船会社」や「航空会社」
・貨物の搬出入手続きを行う「保税蔵置場等」
・コンテナに貨物を詰めるバンニング情報の登録や混載貨物の手続きなどを行う「海貨業者」や「フォワーダー」
・積卸しするコンテナの搬出入手続きを行う「コンテナヤード」
実際にNACCSを使用して手続きを行う際は、アルファベット3文字の業務コードを指定して、情報を入力し関係各所に送信します。
例えば、海上輸出において貨物情報を登録する場合は、業務コード“ECR”を指定して、情報を入力し送信します。同じ処理でも輸出、輸入、海上、航空等でそれぞれ業務コードが異なり、画面仕様も微妙に異なっています。
上記の関係各所にお勤めの方でないと、実際にNACCSを見たり操作したりする機会はほとんどないかもしれませんが、NACCS更改に係るシステム開発が現在も進められていますので、更なる進化を遂げてこれからも日本の貿易を下支えしていくものと思います。
~最後にひとこと~
このたび初めて「能」と「狂言」を鑑賞してきました。一昨年歌舞伎を見たときに、古い時代の言葉が難しいなと感じた一方、役者の動きや舞台セットからも推測できる部分も多く、思っていた以上に楽しむことができましたが、今回はどうだろう…と少々不安に思っていました。
狂言は、現代口語に近い言葉遣いで、役者の動きも滑稽で面白いものでしたが、能は、話している言葉はあまり理解できなかったものの、事前にストーリーや解説等を頭に入れておいたおかげで途中で諦めずにすみました(笑)。
ただ、それ以上に、地謡、笛、太鼓、シテ(主役)のコラボレーションが素晴らしく、全てが調和しているからこそシテの舞いが一層美しく感じられ、600年以上も続く日本の伝統芸能を間近で鑑賞できたことに感無量でした。