IPDロジスティクス株式会社よりお知らせ(8月号)

8月に入り、ひときわ厳しい暑さを感じる頃となってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

熱中症予防や新型コロナウイルス感染症対策、豪雨等による自然災害への備えなど、日常の至るところで気を配ることが多くなっています。
人々の生活が便利で豊かになった一方、森林破壊や環境汚染、生物の絶滅危機、気候変動など、人類が地球環境に及ぼしてきた影響は計り知れず、さまざまなことが複雑に絡みあって、さらに人類に大きな影響を及ぼしていることもまた事実なのかもしれません。

現在、世界的な取り組みとなっている“持続可能な社会(地球環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も美しい地球で平和に豊かにずっと生活をし続けていける社会)“をつくるため、私たちひとりひとりも出来ることをしっかり考え、思いやりのある行動をとっていきたいものですね。

さて、弊社からのお知らせとしまして、今年開設しました佐久営業所の撮影が無事に済み、すでに配信されていました abn長野朝日放送・お天気コーナーにおける当社の紹介映像に佐久営業所の映像が加わりました!
もうすでにそちらの映像をご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、最新鋭の設備を備えた新しい倉庫の特徴が視覚的によくお分かりいただけるかと思います。
「もっとよく見てみたい」「以前見学したけれどもう一度見たい」等ご関心をお持ちになられたお客様がいらっしゃいましたら、ご見学やご相談など随時受け賜わっておりますので、ご遠慮なくお申し付けくださいませ。

8~9月に東御市内の会場でおこなわれる職域ワクチン接種ですが、平日の午後の時間帯に、接種を希望する弊社従業員が持ち場を一時離れるようになります。お客様にはご不便をお掛けしますが、なにとぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。ご都合のおありになるお客様は、事前にご連絡をいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

ここからは、“通関士コラム”をお届けします。
前回は統計品目番号(HSコード)についてお話しましたが、今回はその一例をご紹介したいと思います。

HS条約で定められ国際的に統一されているのは、HSコードの6桁目までで、その後ろ(7桁目以降)は各国の国内法で細分化されており、輸出と輸入で必ずしも同じではありません。
HSコードの桁数について、日本で税関に申告をおこなう場合は、3桁の統計細分を加えた数字9桁になります。
NACCS(ナックス)と呼ばれる通関業者や関連省庁などを繋ぐシステムを使用して申告する場合は、NACCS用番号を1桁加えた数字10桁になります。

例えば、海外で人気の日本酒を輸出する場合、輸出統計品目表を使用して品目分類をすると、下記のようになります。

第22類 飲料、アルコール及び食酢
2206項
2206.00号

2206.00.2002 - 清酒(Sake)

最初の6桁(2206.00)が世界共通、弊社のようにNACCSを使用して税関に申告する場合は“2206.00.2002”と申告します。

貿易に不可欠なHSコードについて、とてもシンプルな例でご紹介をしました。僅かでもご理解いただけましたら幸いです。

(HSコードには、いくつか細かな規則が存在しますが、ここでは割愛しました。また、輸出酒類卸売業免許の取得や相手国の輸入規制等についても省略しました。)

~最後にひとこと~
少し前に外国語の検定試験を受けてきました。学生から大人まで幅広い年齢層に活用されていて、自己の能力がどのくらいあるか測定できるものです。語学検定は学生時代から久方ぶりでしたので、昨年の約1年間を準備期間に充て、今年1月に初めてその試験を受けました。
結果は、自分の目標値にわずかに届かず、「次こそは…」と仕切り直して、勉強方法の見直し&もう少し高い目標値を設定&集中的に取り組むこと追加4か月。2度目の結果は、再設定した目標値を超えて、ようやく胸をなでおろすことができました。^^

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